【カスタム】自作マグネットキルスイッチの作成

常日頃からモトジムカーナの練習で転びまくっている私ですが、転倒時にバイクのエンジンが切れず、勝手に暴れまわる事態が発生…
対策として、Ninja650(2017-2019年式)に自作のキルスイッチを追加しました。

市販品は使えなかったので、泣く泣くカプラー式キルスイッチを自作したのですが、耐久性が…
詳細は下の記事に書いてありますが、問題だらけです。
この問題を解決すべく、新たに自作のマグネットスイッチを作成しました。

そんなこんなで、ちゃんとしたマグネットキルスイッチを作成する必要が出てきました。すぐ壊れるようじゃ意味ないですしね。
本腰を入れて作成することにしました。

構想・作成

市販品のマグネットキルスイッチは接点がNinja650と合わないため、色々考えた結果ドアスイッチを流用することに。
必要な材料をそろえます。

タキゲンのLE-1928 ステンレス防水スイッチ付マグネットキャッチを使用します。その他ストラップやボルトナット類、接着剤をモノタロウで調達。
3接点式のマグネットスイッチです。マグネットONで赤-黒導通、OFFで青-黒導通。

ドアの開閉感知などに使用される、防水式のマグネットスイッチです。これは使える。

最悪の事態に備えて、一応導通確認もしました。問題なさそうです。
一応防水ですが、口コミを見ると経年劣化で内部に水が浸入し、錆びる場合があるそうです。念のためにアロンアルファで隙間を密閉しました。
スイッチにくっ付くステーです。ボルトナット類は付属していないため、自分で調達しました。M3の皿ネジがぴったりでした。
皿ネジを入れた状態。ピッタリサイズです。
ストラップを接着剤でステーに接着します。このストラップ、万が一の際の事故防止用の安全機構として、強い荷重が加わるとストラップが切れる仕組みになっています。万が一巻き込まれた場合も安心です。
配線部も防水仕様ですが、念のためホットボンドで防水加工しておきます。
配線の接続はギボシ端子で行いました。万が一の故障時、ギボシ端子なら簡単に取り外しや再接続が出来るからです。

Ninja650へ配線接続

Ninja650の配線加工を行います。防水カバーを切る際に、誤って配線まで切らないよう注意します。
配線は6本。どれがキルスイッチの配線だ…?
黄色・赤色の配線がキルスイッチの配線です。ここが割り込ませる場所だ!
ここにマグネットキルスイッチを入れます。切ったらもう後戻りはできない…
ごちゃごちゃしていて作業がしにくい…
ギボシ端子をかしめたら、マグネットキルスイッチと接続します。
次の問題は、コイツをどこに取り付けるか…

マグネットキルスイッチの配置・取り付け

私のNinja650はアップハンドル化しています。兄弟車種であるZ650の純正ステーが無加工でポン付け可能。

アップハンドル化にあたり、Z650のハンドルステーを使用できます。これによりNinja650はわずか数千円の純正パーツのみでアップハンドル化が可能なのですが、じつはこのハンドルステーにはマグネットキルスイッチが取り付け出来そうな取り付け孔が存在します。

垂直方向から見た図。Z650純正ステーにはメーター類の取り付け孔があるため、今回はこれをそのまま利用します。
各部の寸法を測って…
ちなみにZ650のハンドルステー孔はM6でした。
ステーに合うブラケットを作成します。形状はこんな感じ。
完成。
ボルトナットで組付けて…
組付け完了。
シート側から見るとこんな感じ。
エンジンONで動作確認完了。OKです。
マグネットOFFでちゃんとエンジンOFFになりました。
最後にビニールテープとホットボンドで防水加工を行い、目立たないように配線したら完了です。

合計費用は3000円程度、作業は半日で終わる程度です。

Ninja系列はZ系列の部品をポン付けできるのが非常に便利ですね。
ついでにハンドル切れ角もZの部品を流用して増やそうと思ったんですが、切れ角調整はメインフレームとASSYになっている部分が影響しているみたいなんですよね…

とりあえずマグネットキルスイッチできたし、まあええか…

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